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黄檗宗の葬儀

先月に続き、またまた町内会のお悔やみである。
同じ隣組の101歳の女性。先月が、105歳の方、昨年8月に亡くなった父は90歳と、もう1軒あった葬儀も89歳と、この町内はかなりの長寿のようである。

お知らせには、宗派は「仏教」とだけ書いてある。
一般の遺族席とは別に、銀色の屏風の前の雛壇に、喪主を真ん中に、男の兄弟が座っておられる形式は、初めて観た。

開式の司会は、「皆様ご起立ください。お導師様のご入場です」とあったが、普通、「浄土真宗本願寺派○○寺様」といった紹介があるのに、それが一切なかった。「南無釈迦牟尼~」(最後は遺影に隠れる)とあるから、禅宗なのかなと思いながら、聞き慣れない表白や謡のようなお勤めがあった。「南無帰依仏、南無帰依法、南無帰依仏」という三帰依文は同じで、最後に「喝!」一喝し、弔電が披露された。その後のお経は、たびたび「観音力」と聞こへ、最後は「阿耨多羅三藐三菩提心」で終わったので、もしかしたら『観音経』なのかなと聞いていた。木魚がリズムカルに響く。また謡のような表白がはいって終わった。これまでに経験したことのない様式だったので、興味津々、所作などもみせてもらった。

式が終わり、係の方に宗派を尋ねと、「禅宗です」。「臨済ですか、曹洞ですか」と聞いても、その方はわからず、お寺の名前を教えてくださった。どうやら、禅宗でも「黄檗宗」だったようだ。京都宇治にある万福寺が大本山である。他の禅宗の葬儀とどの程度の違いがあるのかはわからないが、初めて参列させていただいた。

でもね、導師の入退室が終わった、開式と閉式に司会者が、「故人様のご冥福を祈り、皆様で合掌、礼拝ください」と促す以外は、導師は、ただ訳の分からない勤行をあげるだけで、まったくこちらへ働きかけはなかった。他宗派とはいへ、これではちょっと寂しいかなー。

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