カンボジア紀行(5)トレンサップ湖
遅い昼食のあと、近くのオールドマーケットで買い物を楽しむ予定でいたが、山登りに苦戦して、買い物時間は、予定の半分ほどしか
なかった。ぼくは、小さな仏像をいくつか買った。日本ではあまりお見かけしないが、インドや東南アジアで好まれているモチーフである「ナーガ(龍)のブッダ」である。
少し急いでいたのは、次ぎが湖上からの落日を眺めるためだ。
山歩きのあとは、ボートに乗る。
トレンサップ湖は、東南アジア最大の湖だという。乾季と雨季では、大きさが3倍以上も変わるのだが、面積だけでなく、雨季には深くなって、周辺の道路や田畑を飲みこのだそうだ。茶色く濁った水だが、豊かな漁場でもある。しかし、ここが面白いのは、この湖上に、カンボジアン人だけでなく、ベトナム人などが、湖上生活をしている村がある。土地代は不要、固定資産税もかからない、それどころか、水道代もいらない、トイレも、洗濯も湖
ですませ、家の中から魚も取れる。ワニだって、食べるというのである。湖上には、家だけでなく、学校もあれば、教会もあ
る。湖上で遊んでいる子供たちもいたが、親の手伝いしながら、こづかい稼ぎをしているようだ。内戦の影響で、年配者を少なく、逆に、たくさん子供たちを見かけた。小学校は2部制で、1部は早朝から始まり、お昼
るに終わるのだと聞いた。
今日は、早朝のアンコールワットを背景にした日の出にはじまり、トレンサップ湖に沈む夕陽で終わった。東の空には、月も昇っている。
この後、中華料理を楽しんで、希望者で、カンボジア式(?)マッサージのお店へ。暗い部屋で、みんな一斉に)マッサージを受けたが、暗くて、横になっているので、周りは見えないが、周りの雰囲気は伝わってくる。僕は、生まれた初めて経験だったが、みんなで一諸というのが、面白かった。
長い1日だった。これまで遺跡めぐりばかりだったので、変化があって分、皆さんの印象にも残ったようだ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B5%E3%83%83%E3%83%97
▲湖上の小・中学校
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