有漏の穢身
「すべての水道を止めてもらえますか。計測時にメーターが動き続けていて、気になります」と、メーター計測員から指摘を受けた。水をすべて止めたが、やはりメーターは留まらない。どこかで漏水しているのだという。すぐに業者を呼んだ。
会館の回りを点検されたあと、地下にある貯水タンクに直行。すると貯水タンクの中で給水口のジャックが老朽化し、そこから水が漏れていることが、すぐに判明した。まったく目に見えないところなので、気付くことはない。しかもタンクは満水になると、排水する仕組みがあるので、水が外に漏れることもないは幸いだったが、その分、発見は遅れた。
広島法座に出かける前に、工事にこられたが、部品を取り替えると、メーターは留まった。
目に見えないところで、昼も夜も、常に漏れ続けているとは、まったくわたしの罪業そのものだ。煩悩は、有漏(うろ)と呼ばれるけれど、わたしが感じられる罪悪観など、氷山の一角にすぎず、ほとんどが気にもかけないところで、寝ている間も漏れ続けているのである。
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