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勧修寺から随心院へ(1)

Img_0531_2恒例の秋の紅葉狩り。

今年は、父がいない。子供たちもいない。それでも、まだ母が元Img_0536_2気なうちは、楽しみにしてくれている。ただ坂道や石畳を歩くは不自由だし、あまり広くないところとなると、選定が難しかった。

Img_0562今年は、会館から20分ほどの山科の勧修と、すぐImg_0591_2近くの小野の随心院へ。 

母が長期入院していた深草の昔のImg_0538_2国立京都病院を抜けて、山科の勧修寺地区へ。
地名は「かんしゅうじ」だが、お寺の名称Img_0578_2は、「かじゅうじ」と読むらしい。

平安時代、900年頃の創建されImg_0599_2た長い歴史がある真言宗の大本山で、昔は、時の最高権力者とも争Img_0597_2う大寺だったという。宸殿は、江戸時代の御所が移築される門跡寺院でもある。水戸黄門からの灯篭の周りには「ハイビヤクシン」が、不思議な形態で覆っている。しかし喧噪とした京都の観光地ではなく、拝観者もまばらで閑散としている。静寂のなかで、ゆっくりと回遊式のお庭をみせていImg_0618ただく。借景も美しい。こんな場所に由緒ある門跡寺院があるのが、京都の奥深さである。今年の紅葉は例年より早く落葉が始まり、しかも前日までは雨や風も続いて、見ごろは過ぎていImg_0627_2る。それでも、門跡寺院の雅びで、上品Img_0640_2な雰囲気があるお庭に紅葉が映える。

受付の方に話を窺うと、春は、桜の隠れた名所で、6月からは、菖蒲、カキツバタ、そして、蓮とつづく、夏は池の回りが見事だという。その時期にもう一度、訪れてみたい気分にさせるたいといImg_0664う雰囲気は充分。

紅葉以外にも、「かぶれます。触らないで」書いてあったらと、触れたくなるような、うるしも赤く染まっていたり、芙蓉(かな、あまり自信なし)が青空に映えていたりと、美しかった。
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