高山祭(秋の八幡祭)
週末の仏青~高山支部合同法座のために、一足早く高山に入った。
ちょうど高山は、 秋の八幡祭(高山祭)で賑わっている。
夜の宵祭りに、アメリカから来日中のKご夫妻をご案内することにした。
とはいっても、このお祭りは初めてだ。駐車場を使わせてもらったOさんの奥様に、「何時ごろ、どこでみるのが一番いいですか」と尋ねてみた。
ところが、「エー?」と困った様子。「小学5年の時に見たきりなんです。子供を連れていっても、夜店が楽しみなのでね。テレビでみるのが、いちばんよく見えますよ」と、苦笑しながらのお返事。案外、地元の方は、そんなもんなんでしょうね。春と秋に2度、それぞれの神社のお祭りで、このあたりは春の祭りの氏子町になるとのこと。あと、夜は冷えるので
厚着を勧めて下さったが、たしかに夜は寒くなった。また、夜店の通りは、多くの人達が賑わ
っていた。
高山別院で待ち合わせをし、そのまま桜山八幡宮を目指して古い町並みを歩いていると、辻のところに人盛りが出来て、神楽台(かぐらたい)と獅子舞の一行がやってくるところだった。提灯の明かりを灯した11台の屋台が次々とやってきて、目の前で方向転換するところも観ることができた。かぎ字になった場所で、2度屋台が方向転換する場所にあたる鑑賞ポインドだと、後から教えてもらった。
さすがに日本三大美祭に数えられるだけあって
、艶やかで美しい。お囃子の樂の音色も、上品で古い町並みの情緒にもびったりあっている。京都の祇園祭の鉾に比べると、屋台は小ぶりではあるが、飛騨の匠といわれるだけあって彫刻や細工ひとつひとつが精巧だ。もちろん、名人のHさんの彫り物が飾られている宝珠台も見せていただけた。
なんでも、いま工事中のJR高山駅が完成すると、そこに屋台が飾られるそうで、その一面の彫り物は、この名人の作品になるのだそうで、これからの高山法座の楽しみがひとつ増えた。
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