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真カ研~9月の月例会

真宗カウンセリング研究会、9月の月例会。

ロジャーズの影響に入って、「体験過程療法、フォーカシング」のジェンドリンと、表現療法のナタリー・ロジャーズの章。

共に、2~3頁程度にまとめられた特色や純粋ロージリアンからの批判が、概説的に紹介されているので、これだけではほとんど詳細は分からない。が、これまでと違って、多少なとりも、理論的にも、体験的にもかじったことがある分野ということもあって、興味をもって読むことができた。

指示的、カウンセリング側が指導的だという意味で、批判されるジェンドリンだが、ぼくはそうは思っていない。確かに、形としては異なる。それだからこそ、「体験過程療法、フォーカシング」という名称が生まれのわけだが、けっして、カウンセラー側が、その思いままにクライエントをリードしたり、導いたりするのではなく、あくまでも、焦点は、クライエントに流れる命の流れ、体験過程にあるのであって、それが導くのであって、けっして、カウンセラーが、結果や結論に誘導したり、指示したするのではないからである。ただ、より明確にクライエントの体験過程を信じていくという点に焦点が絞られていくので、クライエントの人間性に焦点を当て、その成長力を信じるという純粋主義とは、アプローチが異なってくるのではあろうが、指示的がという批判は、ぼくはあたらないと思っている。

詳細は、いまとなっては煩わしくて、触れる気持ちにはなれない。ただ、今回、いちばん驚いたことは、いつも一緒に勉強している実践大学院のO君の指導教授やお父さんが、ぼくと同世代(厳密には、1学年上であったが)であったことだ。同じ学びする仲間のように思っていたが、実際は親子としての開きがある。別にそれがどうということはないが、どことなく不思議な感覚がした。

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