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清志郎ばかり聞いていた夏

今年の夏は、暑かった。
それでいて雨もよく降った。

惜別の情を禁じ得なかった夏だった。

7月には、子供たちがブラジルに渡り、8月には、父が逝去し、家族が半数になった。

この夏、忌野清志郎(RCサクセション)を、よく聞いた。

ひとつは、園子温監督の映画『ラブ・アンド・ピース』のラストに、主題歌「スローバラード」がぴったりあっていたから。

もうひとつは、鈴木君代さんのライブで聞いた「ラブ・ミー・テンダー」。
生うたはもちろんよかったけれど、やはりここは本家を聞かないなと、RCサクセションの名盤『カバーズ』を、繰り返し、繰り返し聞いた。泉谷しげるや三浦友和がバックコーラスをつとめる「サマー・タイム・ブルース」は、大事故の予言であり、今日の警告そのものだな。

東京オリンピックのゴタゴタのかげで、いつの間にか原発の再稼働し、安全保障法案の審議で揺れる夏だった。

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