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「仏の子供大会」~真摯なまなざし

例年の3泊4日から、急遽、2泊3日で開催された「仏の子供大会」。

猛暑の中での仏の子供大会となった。初日から、38、5度、2日目は、さらに暑くて39、1度。しかも京都独特の蒸し暑さが加わって、まさに酷暑である。しかし、いまの華光会館には、冷房が完備しているので、熱中症を心配することなく、快適に開催することができる。

人数が少なかったこともあったが、何よりも、1日の短縮されただげで、ずいぶん疲労度は違った。ぼくが、子供大会に初めて参加してから、47年になるが、初めて4日間から、3日間となったのである。いろいろと違った面があったが、いちばん残念だったのは、分級座談会が少なくなったことだ。その意味でも、子供大会は、4日間たっぷり行いたいと思った。

それでも、少数精鋭ながら先生方は、ほんとうに頑張ってくれた。人数が少なくても、法話や分級座談、おつとめの作法、スライドなと、行事の内容はほぼ変わらない。人気の追セキハイキングは取りやめたが、水泳や室内ファイヤー、楽しみの夕べなどの野外活動は、そのまま行ったので、先生方の負担は、それほど変わらない。

さまざまな行事をこなし、子供たちが寝かしつけてから、明日の打合わせを確認し、今日の反省点も話し合うと、終了は、0時を回っている。後片付けを終えて、就寝しようと最後の見回りにでると、炊事場の片隅で、ひとり静かにレジュメを確認されている先生の姿が目に止まる。明朝の法話担当者が、最終確認をされているのである。

疲れ切っているであろうに、真剣なその姿が尊い。これもまた、これまでの子供大会の何度も繰り返されてきた光景のひとつである。そんな先生方の真摯な姿勢の上に、この大会が続いてきたことがなんとも尊い。明朝は、6時30分からスタート。進行役も兼ねたいるのなら、もっとはやく起きて準備もあるのだ。

すべて含んだ上で、一言「おやすみ」とだけ声をかけて、ぼくは寝ることにした。

こんな場面をくぐって、先生方が成長されていくプロセスを何度もまたみてきたのである。 これだからこそ、子供大会の伝統をなんとかつないでいきたいのだ。

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