ご催促
早朝、電話のベルで起こされた。
たまたま、連れ合いが、夜行バスで早朝に京都に到着する予定だったので、何かトラブルでも起ったのかと、慌てて電話にでた。
たぶん、お寺への早朝や深夜の電話は、門徒さんが亡くなった葬儀の依頼だそうで、お坊さんは、そんな時間帯の電話のベルに、ドキッとされるという話を聞いたことがある。
が、華光会館では、そんなことはめったにないので、それは頭の隅にもなかった。
が、連れ合いではなくて、大阪の同人からの緊急の電話。
葬式は葬式でも、肉体ではなくて、生きた人のこころ(業魂)の葬式の依頼だった。
数日前から、死ぬことの驚怖で、たまらなくなったという相談だ。後生が苦になるとういより、不安でたまらないというのだ。
ただ、それだけでは、ほんとうに、後生の大事と出でおられるのか、心理的な不安なのか、そこれだけでは分からなかった。でも、慰めや気休めですむ話しではいのは確かなので、さっそくご示談にお出でいただくことになった。
今生の一大事にうつつを抜かす私に、早朝から、一大事の後生のご催促をいただいたのである。
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