『ビリギャル』
今日は、長女と二人だけだったので、夕食を作って食べてから、二人で夜の映画館へ。
関心はあったが、これは「テレビ放映を見ればすむよね」に仕分けしていた『ビリギャル』。ところが、最新の「ヤマサキズム」の映画コーナに、「もっと早くこの映画を子供にみせておければ」とあったので、受験年代の長女と一緒となら行ってもいいと思った。
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』と、長いタイトルを原作にした、実話に基づくハートフルなお話。
毎朝はBSの「あまちゃん」で始まるという3年(?)遅れのあまちゃんブームのぼくとしては、しもぶくれで昭和顔にも見える有村架純の天才級のおバカぶり(おもしろすぎ)と、大ブレンク中の吉田羊の母子がよかった。
なによりも、先生や大人からは、落ちこぼれで、クズといわれ、自分でも底辺を漂っていると思っている少女を、一個のかけがえのない人格として、その成長の可能性を信じている母親と、塾講師の姿勢には、脱帽。しかも、ただ尊重するだけでなく、やる気をおこさせ、結果を生み出していくコーチング技術も大したものだった。
子供も喜んで観ていたが、感想を聞くと、
「あんな、先生に会ってみたいものやね」。
現実はね…。マンツーマンの個別ならではなので、映画では、悪人にも見える教師も、至って教育熱心な、真面目な先生でした。
学校の先生だったり、塾の先生だったり、母親だったり、ときには、さやか本人だったり、いろいろな人に共感したり、投影したりしたけれど、さすがに父親はどうも、、、。
同時に、もう五十をすぎたおっさんだけれもど、まだやれば可能性があるんじゃんと、夢みるのでした。そんな青くさくい精神も、ぼくの中にはあるので、まだまだ発展途上?
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