往生礼讃「日中偈」
なかなか出席ができずにいた、仏教大学主催の一般公開の「往生礼讃」の講義に出る。 「日中偈」に入る。ここは、善導様が『観経』十六観(定善十三観と散善三観)に基づいて作られた、七言絶句の偈文である。例によって、同じ文字が使われていたり、韻の踏みかたが不完全だったりなど、問題点の指摘。ぼくなど、書き下し分で、宗教的な内容しか考えたことがなかったので、この視点はとても新鮮だ。善導様は李白や杜甫の少し以前の方なので、近体詩の影響を受けていないという。それでも、第1句第2字が平字であるものを平起、仄字であるものを仄起の約束のために、本来の『観経』の文字をわざと変えたり、前後の順番を変えたしながら、文学的な偈文の形体に合うように工夫されている様を学ばせてもらった。特に、敦煌出土の異本との対比をみれば、一目瞭然で、面白かった。これは、書き下し文化の日本人では味わえない視点で、当面の文字だけだはわからない、本来の意味が味わえた。
雨が降っていたので、烏丸六条まで歩いて、東本願寺前のティ・コンセプションで、スコーンと、おいしい紅茶を飲みながら、書き物をした。
あいかわらず、客は誰もいない。潰れずによく続いていると関心しなが、1年ぶりに、ちょっとマスターと立ち話。
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