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総会の御礼

    総会も、昨年から単なる事務的な事業報告や審議だけでなく、車座になって、同人の声を聞いたり、意見を表明していただく時間を多く取っている。初めてご参加くださった方より、想像と違ってよかったとの声もいただいた。それでも、ご縁の新しい方には、まだ総会は遠い存在である。  

    悟朗先生が、何度も何度も、「総会は、法座と同じ」と言われていたことが懐かしい。自分たちの法座をどのように運営していくのか。また、これまでの先達のご苦労を聞く場でもある。結局、私は、面倒は嫌で、自分だけ喜べればいいと考えている。「後生だ」「獲信だ」と躍起になっても、結局、自分でおいしいところだけが欲しいのなら、前述の伏見稲荷の信仰と、どう違うのだろうか。

 仏教は、仏・法、僧(サンガ)の三宝を揃った時に始まった。サンガとしての法の集いをどうしていき、後に伝えていくのか。同じ法の仲間と、共に、これからも歩んで行き、お聞かせに預かっていきたいものだ。

    「人生は、どんな時も前にしか進まない。後ろに戻ったらたいへんなことだ」と、フィンランドの巨匠アキ・カウリスマキの映画『過去のない男』の中でのセリフ。

 華光会も、運営や財政的には、課題はある。淀みとなって、フリーズしたままの関係もある。が、それでも、前に一歩、一歩進んでいこう、という力をもらった。

 

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