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初めての出雲家庭法座

Img_2804 名古屋の法座を終えた翌日、初めて出雲空港に降り立った。

 いま、出雲大社がブームである。空港のあっちこっちに、「ご成婚おめでとうございます」の文字があって、お祝いムード一色だ。でも、目的は、出雲大社ではない。同じ縁結びでも、お念仏のご縁を結ばせていただく。

Img_2806 華光会では、初めての島根県での法座だ。最初なので、広く呼びかけないで、お身内や親しい方だけの家庭法座として有縁の方にご参加いただくことになった。「四、五人でも、じっくり聞ければいいですね」というところから始まったが、いざ開いてみると、ずいぶんにぎやかな集いになった。  

 ぼくも初々しい気持ちで、楽しみにしていた。皆様も、心待ちにしてくださっている。初めてお会いする方もおられたが、ちょっと緊張気味でありながら、皆さんの姿勢や雰囲気がとてもよかった。

 歎異抄の「本願を信じ、念仏を申さば、佛に成る」のお言葉をもとに、いただく。 読み替えるならば、南無阿弥陀仏を信じ、南無阿弥陀仏を申さば、南無阿弥陀仏とならせていただくのである。
  御文章にも、「信心獲得すというは、第十八の願(本願)をこころうるなり。その願をこころうるというは、南無阿弥陀仏の姿をこころうるなり。このゆえに、南無と帰命する一念のところに発願回向のこころあるべし。これすなわち弥陀如来の凡夫に回向しましますこころなり」とある。このおこころをいただく。

 とにかく有り難く、尊い法座となった。阿弥陀様の大悲のおこころが、皆さんにしみわたり、法が、どんどん深まっていくのが目に見えた法座で、有り難かったの一言である。  

  特に、座談会にはいって、最初は、お荘厳の質問、そして教義的な質問から、だんだん自分のこことなってくる。しかも、それは、なかなか足が向い自分、さらには、どうすればよいかという方法論の質問になり、最後には、いま、ここでの称えごごろに向き合った方が、自分を打ち出してImg_2809_2_2お念仏を申してくださった。

 その後の懇親会を兼ねた夕食会も、これまでの聞法の歩みを、興奮気味に語ってくださり、たいへん有難かった。求め続けるものには、出会いは訪れるのであるのだろう。

 お招きくだされたOさんには、心のこもったおもてなし、ありがとうございます。さぞやお疲れであったでしょうが、ほんとうに尊いご縁でした。これからの仏法繁盛が、楽しみである。

 

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