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大雨の三十三回忌

Img_2082    大雨と台風で始まったお盆まいり。今日も、昼間から雷雨となって、瞬間、停電までする。子供たちと昼を食べるころにとは、少しは小雨になった。

   鞍馬街道の鴨川の上流へ向かう。会館を出て堀川通に入るところで、渋滞。いくら京都の16日とはいえ、まったく動かない。「2㎞先、道路破損のため渋滞中です」とのナビゲーション。事情が分からなImg_2093いが、脇道を進む。どこも混んでいて、四条大宮から堀川通りに出て、びっくりした。道路から、水が溢れて、道が隆起しているのだ。ニュースで、急激な雨で、下水管の水がマンホールに逆流して、持ち上がった映像が映し出されていた。そこをすぎると道は空いてきたが、今度は鴨川沿いの山道を進む。山からの湧き水で冠水している箇所もあって、かなり遅刻となった。

 でも、大雨の中でも、ここまで来た甲斐があった。

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 ここは、静かに、フクシマの問題を、自分たちのやり方で取り組む若いご夫婦だ。声高かな反対運動ではなく、自分たちのできることを行動されている。

  祖父にあたる方の33回忌法要を兼ねたお盆だったが、勤行も、お正信偈の節やビート(ミュージシュンなので)を熱心に質問され、大声で勤行され、法話も、熱心に質問され、頷きながら聞かれて、家族でも質問に応えられる。最後は、一念の信仰体験について、また救われるものと、迷いを繰り返すものとの縁の違いについても、するどく聞かれたりと、質疑だけでも、1時間も続く。行き帰りも含めると4時間以上を1軒に費やしているようようでは、お盆参りなのか、法座なのか、分からい。でも、真剣に、また興味を持って語ったり、質問されたりすると、こちらも、楽しくて時間も経つのが早かった。縁とはいえ、いろいろなお家があります。

 帰路は、かなり小雨になっていたけれど、今夜の大文字はあるのだろかと心配になるほどの大雨で、いつもは川面で子どもたちが遊んでいる(親水公園がある)鴨川も、濁流となって流れていた。

 

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