山鉾巡行(前祭)(1)
『革命の子供たち』を京都シネマで見て、外に出たら、ちょうど巡行を終えた山鉾が、各町内へ戻ってくるところだ。
新町通を下って、四条通に函谷鉾が戻ってくるところで、最初は、ちょことブログ用に写真を撮ったら、すぐに帰る予定だったが、結局、最
後まで観ることになったので、少し詳しくご紹介~。
函谷鉾は、中国の戦国時代、斉の孟嘗君が、函谷関で家来に鶏の鳴声をまねさせて関門を開かせ難を逃れたと言う有名な故事にちなんでいる。面白いのは、前懸が旧訳聖書を題材にした、16世紀のヨーロッパー製で、重要文化
財。それで、見送は弘法大師の筆という経文。神仏どころか、中国の古典に、キリスト教と、国際色豊かなことだ。
綾傘鉾は、古い鉾の形だそうだが、子供のときにはなかった。六斎念仏との関係も深い。天女が、鮮やかで美しい。
菊水鉾も、復刻された比較的新しい鉾だ。屋根の形が、面白かった。
鶏鉾も、中国の史話より取材、昔、唐堯の時代に天下がよく治まり訴訟用
の太鼓も用がなく、苔が生え鶏が宿ったという故事に由来する。見送は、16世紀のベルギー製で、重要文化財。やは
り江戸時代に入ってきているらしが、国際色豊かだ。
蟷螂山は、復刻された新しい山だが、からくり山で、車輪の動きで、かまきりが、羽根を動かしていた。
いや、自分でも思ったより長くなった。ここで一休み。
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