法然聖人とハイタッチ
「一枚起請文」には、法然聖人が最後に、「為証以両手印」と記して、重要な証文であるのて、両手を開いて印を押した後が、クッキリと残っている。
ネットから、カラーコピーしたものを皆さんに観てもらう。先日は、「法然さまの手は、ずいぶん小さいですね」と言われた方あった。いえいえ、子供の手でももっと大きい。A3より大きなサイズがないので、縮小されているのだけだ。まあ、観ればだいたい分かることですが、、。
今回は、「法然さまとハイタッチしたい」という方があらわれた。おお、いいじゃないですか。「ブログのタイトルも決まりましたね」と言われたので、仰せに従った。
でも、法然聖人とグータッチ(原監督のやつね)ではだめなのは、いうまでもない。 教師に握拳なし。師に奥深き法門や免許皆伝の秘密はない。常に両拳を開き、私に届いたすべてを吐露されているのである。だから、私も、心境をごまかしたり、歪めたりせずに、両手を開いて聞かせてもらえばいいのである。
法然聖人や親鸞聖人だけではない。お釈迦さまが「わが善き友よ」と、両腕を開いてお待ちかねなのである。ハイタッチだけてなく、しっかりと摂取不捨と、泥凡夫のままですべてを摂め取っていただけるのである。
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