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5月の伝道研究会 

 今回は、継職奉告法要の余韻もあって、皆さん、口々に法要に参詣できた印象を語ってくださったが、皆さんが法要の尊さや、懇志会の楽しさをいきいきと語ってくださり、ぼくも感激一入。  

  肝心の内容は、機法一体についての詳細を学んでいるが、もともとは浄土宗西山派の名目で、『安心決定抄』にあるが、蓮如上人の評価でとは別に、今日では傍流の聖教となっている。ほかにも、親鸞聖人にはないが、その意味がとれる和讃などを確かめ、また覚如上人の『願願抄』、存覚上人の『存覚法語』などの用例もあるが、ここでは、あくまで蓮如上人の『御文章』での機法一体について検討を深めていくことになった。『御文章』では、3-7、4-8、4-11、4-14通の4ケ所に詳しいので、一々の出拠を確認していった。そのあとで、機の字、法の字の仏教での意味を押さえて、ここでの用例がどれにあたるかを確認する。

 さすがに悟朗先生である。微に入り細を穿った説明であるが、あまり丁寧過ぎたので、肝心の機法一体の意味を見失いそうなので、概観を改めて説明すると、皆さん、より納得してくださった。

 ところで、「機・法」という話題から、「自灯明、法灯明」関係についての質問がでた。前回の永代経法座の法話とも関連する。もう一度、ぼくのご満座の法話の要旨をお話することになったが、皆さんにも、ぼくにも、内容が整理されてよかった。一度聞いてくらいでは、なかなか頭には入っていないこともわかった。大切なことなので、重複する内容だが、少し丁寧にお取り次ぎしていなければならないと思わされた。

 さて、6月の伝道研究会は、ぼくの都合で休会となります。ご了解ください。

 

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