聖徳太子じゃありません
「お父さん、聖徳太子のところまで競争しよう」と、七が言った。「聖徳太子?」 最初わからなかったぼくだが、彼女が見上げた先をみてわかった。
七は、土曜日か授業参観だった都合で、月曜日が振替休日となる。
朝は、両親の定期的な診察に付添、遅めの昼食を作ってから、琵琶湖畔の公園で遊ぶ。初夏の陽気で、太陽の下にいるだけでも、汗ばむ。そこに、野球をしたり、相撲をとったり したので、けっこう疲れた。
さて、冒頭の聖徳太子の謎である。
七が、聖徳太子と間違えたのは、この人だ。この公園は清林パークといって、奈良時代の国技相撲の行司の祖ともいえる志賀清林を 顕彰している。相撲の四十八手の基礎を創始したともいわれている。いまの大相撲の行司は、吉田家から出で、木村と式守に分かれているが、平安時代に途絶えたが、相撲の行司の祖もあるわけ。この公園も、相撲公園の別名もあって、砂場も土俵方、時計も櫓型、それに柔らかい土俵などもある。
「七ちゃん、あれは聖徳太子ではなくて、お相撲の行司さんやわ」というと、あとは「フーン」と、別になんの落ちもなく終了。まあ、聖徳太子の名をしているいるだけでも良である。
それにしても暑い。琵琶湖で足を付けながら、ガリガリ君を食べることにした。
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