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丁寧に

 今日も、継職奉告法要の関連の仕事である。  

 表白文を考える。表白は、「ひょうびゃく」(もしくは「ひょうはく」)と読んで、法要の冒頭に、仏祖や三宝、さらに皆様へもこの法会の趣旨を告げるものである。華光会での法要は、1月の報恩講と5月の永代経の年2回だけだが、それぞれに悟朗先生が作られた表白文がある。だから、今回の永代経法要の初日と3日目は、その表白文をあげさせてもらう。一昨年の親鸞聖人750回忌の大遠忌は、ぼくが謹製した。ただ、参詣の皆様にはその場で、耳に聞くだけなので、勿体なかったという声も聞いた。それなら、今回は当日の冊子と共に、予め印刷して配布しはどうかと思っている。

 昼から、京都支部有志の皆さんがおみがきやお掃除をしてくださる。準備は着々とすすんでいる。ぼくは、M師と法要の打ち合わせをする。

 夕方、蝋燭屋に電話。奉告法要では、金色の和蝋燭を使うことに決めて、明日、買いにいくつもりでいた。念のために蝋燭屋さんにお尋ねしたが、大正解。金蝋燭は別注になるらしく、通常は、1週間ぐらいかかるといわれた。ダメなら朱蝋燭でもいいと思っていたが、せっかくだ。結局、最低でも中3日間は乾かすために空けたいので、今夜中に作ってくださり、永代経の初日の朝に受け取ることができるようになった。何事も、インスタントにはできないことを改めて教えられた。

 夜も、記念品の添え状やら書き物やらと、やるべき仕事は、山積みだ。結局、蝋燭ではないが、いいものは何事も丁寧にするしかないなと。

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