書
祝賀会や、お祝いをくださった方にお配りする「栞」の書を書いた。
増井自然先生を師と仰いで、励んできたが、年数だけが長く、下手だという思いが強い。実は、いつも手直しばかり受け、手本を書写するだけなので、ほとんど楽しいと思ったことがないのだ。それでも、ダラダラと続けてきたが、忙しい時やことがあると休んでいたので、熱心さにはかけている。
しかも、先生がおられるので、何かあれば、いつも頼っていたので、一向に上手にならない。しかし、とうとうそれも通らなくなってきた。
だいだいこのあたりでいいかなーというところで、少し母に見せた。すると「やっぱり、お父さんと似た字を書くなー」といわれた。確かに。30数年間、ずっとそれを真似てきたのだから、当然といえば、当然。でも、逆にいうと、本家には、到底、かなわないということである。しかも、相手は、達人である。こちちは、凡人なので、まあ、それはそれでご容赦いただこう。母は続けて「やっぱり、長いことやってた意味はあるなー」ともいっている。それも確かで、長年
やってきたことの値打ちは、少しはありそうだ。
ところで、ちょうど、あるお店の看板(ロゴ)となる書も頼まれていたので、筆をもったついでに書くことにした。「華光出佛」や「継職奉告法要記念」などと書をかきながら、気分転換に、屋号と「博多しゃぶしゃぶ」とか「すき焼き」という文字も合わせて書いていく。こちちは、オリジナルなので、ずっーと楽しい。ふと、栞の「華光出佛」の後に、「すき焼き」の文字の栞が入ってから、きっと受けるだろうなと思いながらも、実際にやる勇気はなかった。洒落が分かる人ばかりじゃないものなー。さて、栞の文字がどういものか、またどんな仕上がりは、当日のお楽しみに…。
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