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寒中仏の子ども大会~ボディー・ワーク編~

  創作活動では、久しぶりにボディー・ワークを行った。10年以上前に、仏青でも2日間の日程が、ワークの集いを行ったことがある。今回は、時間の都合で、カラダ使ったワークの中でも、激しいものを中心におこなった。日頃は、それぞれのカラダを中心に、テリトリ(縄張り)を設定しているが、これは度外して、どんどんカラダとカラダを密着していく。身と身をぶつけて、味わっていくのだ。

 一人ずつの準備のあと、2人一組での背中と背中を密着しての挨拶(バックトーク)。次は、3人一組での「地蔵倒し」では、どれだけ相手を信頼できるのか。またカラダをまかせてきた人を、本気になって受け止められるのか。ゲームとはいえ、楽しく真剣で、やればやるだけ気付かせていただくこともある。

 みなさんの様子をみて、大丈夫とふんで、「人間キャタピラー」もおこなった。子どもだけでなく、大人も、付き添いのおばあちゃんもおこなう。寝ころがったみなさんの上を、人間キャタピーラーとなって、踏み越えて通っていくのである。最初は、心理的な抵抗もあるし、体力も使うが、他人の上を転がったり、匍匐前進(いや、全身だな)したりしながら、通り抜ける体験など、日頃はぜったいにありないものだ。

 メーンは、大人も、仏青も、子どもたちも、グループに分かれたの「ケンカみこし」である。自分たちがみこしになって、スクラムをくみ、ぶつかり、みんなともみ合っていく。倒れても、隊形が崩れても、また組み直して、ぶつかっていく。勝ち負けはない。和太鼓のリズムに合わせて、「ワッショイ、ワッショイ」と叫びながら、何度も、何度も、みんなが揉みくちゃになりながら、ぶつかったり、もみ合っていく。ただ、それだけの繰り返しで、息もたえだえ、汗だくになったところで、終了。大の字になってカラダを休めて、みんなで分かち合った。

 いーや、暖房なんかいらないです。カラダが温かくなったら、不思議と心まで温かくなって、小さなことで、ウジウジ考えていたのが、馬鹿らしく思えてくる。そして、心が開いている自分がいたり、とにかく気付かせてもらうことが多かった。心理的な抵抗さえなければ、下手な聞法よりも、自分と出会えるんじゃないかなーと。

 みんな、あとからさまざまに気付かせていただく、貴重なワークとなりました。ほんとうは、普段の法座でも、こんなことやってみたいよね。人間カメラまでは、東京でも広島支部でも実践したことがあるので、またチャレンジしてみよう。

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