城南宮~椿編~
長女の「京都の社寺で梅を愛でる」というリクエストで、東福寺から、京都南インターすぐの城南宮に向かった。
ぼくも、小学校の時に、6月の恒例行事だった、婦人会の臨地法座で、このあたりを散策して以来だから、かなり大昔の話。
京都で梅といえば、北野天満宮が有名で、京都御苑や山科の随心院などもよく知られてるが、ここは比較的穴場。しかも、京都南インターの大阪方面の出口のすぐのところなので、交通の便はいい。古来より、平安京に入る交通の要所で、平安遷都の際には国土の安泰と都の守護を願って、王城(都)の南に祀られた南を守護するお宮ということで、城南宮と名付けられたという。平安末期にはここに鳥羽離宮が置かれて院政の
中心となり、幕末には鳥羽伏見の戦いなど、歴史の舞台ともなっている。
庭園に入る前に、境内を横切ると、人だかりできていたので、ちょっと覗くと、梅娘?らしき人が優雅?に踊っていた。まさかバイトじゃないよなーと思いつつ、このあとで、この方から、御祓い(もちろん有料)を受けられるらしいが、そんな人はいるのかなーと眺めていたら、けっこうな人が「シャン、シ
ャン」やってもらっていた。ハーァ、生まれて初めて観る光景で、けっこう楽しんだ。もちろん、冷静にみると滑稽な風景だが、ご本人方は、真剣である。別の場所では、車の御祓いをうけている人もあった。世間
では、こんな人が、信心深い人といわれるのかもしれない。その意味では、ぼくたちは、門徒物知らずを貫いている。第一、どんなに御祓いをうけても事故に遭う時は遇うし、いくら清めても、この腹底はおそろしいぞーと思いつつ、庭園へ。
穴場といったが、ちょうど梅が見ごろで、それなりに混雑していた。梅の前には、終わり間際の椿が咲いている。
椿といっても、定番の真っ赤なもの以外にも、白やらビンクやら、ずいぶんいろいろな種類があるんだーと感心した。もっとも、ぼくには、椿と、寒椿、山茶花などの区別はまったく付かないんだけど、、。
さてこの庭園は、平安時代以降の時代ごとのお庭を回遊式に見れるように工夫されているが、今回は、梅がメーンなので、次へ続く。
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