広島支部法座
1月の広島支部法座。
深夜から雪だったので、交通を心配していたが、朝は晴れて、一安心。それでも、京都市内にも、うっすら雪は残っているので、新幹線は影響を受けて、若干遅れた。
例年、1月の広島法座は廿日市市で開かれる。が、今回は安芸区にお邪魔する。こちらの方面にはあまり来ることはない。
報恩講の次週だったが、お参りは多い。しかも、初めての出会いもあったが、若き時から浄土真宗のご聴聞をされてきた方で、「やっとここに出会いました」と喜んでくださっている。座談の時の一言で、その聞きぶりも的を得ていて、これからが楽しみな方に出会えて、うれしかった。
まだまだ報恩講の余韻が強くて、法話は、「聖人の三つのご持言と、ご遺言」を、もう一度お話した。報恩講には、広島からの出席が多くて、少し迷ったが、半数以上の方には復習を兼ねてということで、最初という方にもお伝えしたい内容だったからだ。
二席にわけ、聖人の90年のご生涯-お誕生~比叡山時代~吉水時代~越後流罪時代~関東布教時代~そして京都著述時代と晩年~を振り返りながら、このお言葉をいただくと一層、その意味が明らかになってくる。法然聖人との出会いは当然だが、そのおこころが発揮されてくるのは、ご流罪が大きな分岐点となってくる。そして、発展途上の関東へのご布教によって、ますます非僧非俗のお心か明らかになってくるのが、お言葉の上からも明らかになり、また尊かった。
かなり力を入れてお話したし、座談会も、皆さん活発で、ザーッと一巡しただけで、時間切れとなった。盛り沢山過ぎて消化不良になるかもしれないけれど、プリントを配布しているので、ひとりでも繰り返し味わっていただきたいお言葉だった。
法座を終えて広島駅まで戻ると、あっちこっちで男子駅伝の選手たちの姿がある。
昨年は廿日市の会場で駅伝を見たことを思い出す。あれから、もう1年ということ。しかし、遠い昔のことのように思えるのだが、きっと毎日が慌ただしく過ぎているからだろう。
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