御馳走三昧と念仏三昧
「あり多」のお店の雰囲気や店主のことばかり書いているが、肝心のことが抜けている。
今回は、飲み放題、食べ放題の、例の「無量」コースを、華光同人向けのスペシャル価格で提供くださっている。
もちろんメーンのしゃぶしゃぶ以外もそうだが、突出しやお刺身も、新鮮でおいしい。このあたりとは、九州博多である。海のものも、山のものも、新鮮でおいしい。
B級グルメの博多名物の「酢モツ」も出た。(華光誌の新年号の九州支部の年賀交換欄参照)。
ここのしゃぶしゃぶの秘伝のタレがいい。普通は、ポン酢味が人気なのだが、ここのゴマだれは、ブレンドされてたいへんうまい。
最初に、訪れたときに、別れ際の博多駅で、一升分3本分のタレを突然わたされて、その大荷物に困ったことがあった。それでも博多から担いで帰るだけの値打ちはもちろんある。
お酒は、もちろん「五郎」である。しかも今回は、悟朗先生の長寿を願って(真宗じゃないけどね)、「亀五郎」でひとり乾杯し、特製の雑炊で〆た。
閉店前にいくらほめても意味ないように思われるかもしれないが、ご安心あれ!
この場所は取り壊されるが、道を隔てた向いのビルの1階で、場所の都合で、かなり規模は縮小されるようだが、リニューアルした「あり田」として再開されることになりそうだ。
その大切なお店の題字を頼まれた。店主にはお世話になっている。その上、光栄なことはなので、喜んでお引き受けした次第である。
さてさて、翌日のお昼も、博多らしいものということで、長浜ラーメンをご馳走になった。夜には、屋台が並び場所だが、ここは昼間も空いているお店だが、回りは、「元祖、長浜屋」だらけである。ここも長蛇の列だったが、後ろで、Sさんが「大分で、こんな並んでラーメンを食べることはない」とブツブツ言っている。並びのが苦というより、寒いのである。土曜日は温かかったので油断した。日曜日は、
急に冷え込み、しかもここは日本海からの海風が冷たい。
京都のラーメン店も行列のできるラーメン屋も多いが、ぼくは一人なら、まず並んで食べることない。しかも、みんなで寒い中でも、ワイワイと楽しかった。地元の方にならって麺は硬めの「バリカタ」で注文する。細麺で、ブタ肉、見た目よりもずっとあっさりした澄んだトンコツ味。Tさんは唯一替え玉して、大満足のご様子。
結局、遠方組は、最後になる「しゃぶしゃぶ」につられ、そして長浜ラーメンにつられて、ついでに聞法するというのであるから、本末転倒もいいところ。それでも、仏とも法ともない身が、おまけにつられて(まあ、こちらがメーンとも思っているが)、お念仏させていただけこることが尊いのである。
というわけで、Y家に戻ったあとは、線香を立て燃え尽きるまで、みんなで、声を響かせて称名念仏させていただいた。父とのチャンパラごっこにつられて、お念仏のご縁をいただいた、ぼくの幼少期に習ったわけである。
幼きときも、老いたるときも、その性根は変わっていないということである。でも、それを逃さない南無阿弥陀仏こそが、尊いのである。
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