京都市動物園(1)~いろいろな顔~
平安神宮をあとに、京都市動物園へ。もう動物園を喜ぶ年齢ではなさそうだが、アメリカでも、Kご夫妻に動物園に連れってもらい、とても楽しかったと喜んでいた。イヌやネコなどの身近動物や、うさぎやモルモットのような小動物との触れ合うことが、大好きなようだ。
京都市動物園は、歴史だけはあって、日本で2番目に古い。しかも、市民の力で出来た最初の動物園だ。ということは、それだけ設備も古く、しかも都心に近いので、面積も広くないので、ショボイという感じがするが、逆に小さな子連れには、そこがメリット(手頃で、楽)でもあっ
て、子供たちが小さなときはよく利用していた。
それにしも、ぼくが子供のころに比べると、動物園のあり方や、存在がずいぶん変わってきた。昔は、ゾウやチンパンジー(時にはゴリラも)の芸といった見世物の要素も強かったと思うが、いまでは、すっかり
影をひそめた。いまでも残っているのがゾウに乗るといった体験や、お猿のショー、水族館のイルカショーなどの海獣の見世物だけが、ますます盛んなようだ。
動物の見せ方もの狭い檻に閉じ込めて単に姿形を見せるやり方から、その行動や生態を見せる展示に代わり、身近にイキイキとした動物が感じられる工夫がされたところに、人気集まっている。
その点、古くから出発した分、ここは古くて、臭い動物園だった。拡張するにも、敷
地は制限されているのだが、久しぶりに行くと、ずいぶん様変わりしていて、子供たちは驚いていた。ある程度、ニュース等で聞いていたので、その変わり方を見たいと思って連れてきたのであるが、動物の種類はずいぶん減っていた。というのも、まだまだ工事中半ばで、手狭感はあっ
たが、小中学生が無料であることも有り難かった。そして、工事が完了した部分は、これまでの展示方法から、上からみれたり、下から眺められたり、単独から複数の動物がいたりと、いろいろと工夫されていて、新鮮だった。
まあ、そんなこんなで、いろいろな動物たちの顔や、姿が見れた。
恐ろしい目、やさしい目、寂しい表情に、おどけた顔に、不安げな顔。
定番の動物に、珍しいものもで、いろいろ並べてみた。
生物学的にはいろいろあるのだろうけれど、仏教時には、畜生と人間は、二段階違うだけで、こんなときもあったわけで、私の業のあらわ
れでもある。私の遺伝子に流れている姿でもあるのだけどね。
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