仏青大会
今年の仏青大会。3日間の日程が短縮となり、参加者も多くはなかったが、高校生や大学生世代、20代までの参加者が大半で、ほんとうの意味での仏教「青年」会だったかもしれない。
M会長が意欲的な企画を次々と行って、それに引っ張られる形で、みんなも運営やお手伝いで、積極的に参加しようという思いが伝わってきた。
冒頭は、Yさんの他者紹介などのゲーム的なオリエンテーョンで始まり、M会長から、『子どもの聖典』を使った仏法入門セミナー。夜は、焦点が絞られた、密度のある信仰座談会となった。翌朝は、初めて『正信偈』の調声をされる方の勤行でスタートし、3人組での「ミニ・カウンセンリグ」実習。参加型の企画でもあり、10分間、しっかり自分のことを聞いてもらったり、聞いたりするという時間は、貴重でもあり、またパートナーとの親密感も増していくようで、たいへん好評だった。午後から、ぼくの法話で、「ほんとうの幸せ」とは何かを、さまざまな角度から考え、復習で『子どもの聖典』の念仏の救いを読み直してみたりした。
とにかく盛り沢山のメニュー。これに、まだ夜座にも法話をたのまれていたが、せっかくのいい企画も、消化不足で流れるのももったいないので、夜座は、入門セミナーの分かち合いと、信仰座談会に変更してもらった。
それに、遠方から、わざわざ実家に子供を預けて、参加していくれた方に関わりたかったのもある。本人の言葉は、いつも聞法から逃げているのに、ほんとうは、どんどん仏法に近づかざるえない現実を生きておられる。仏法が、生活に身近になっているのである。つまりは、こちらは逃げようとしても、逃がさぬ働き、願力には抗することもできずに、こうしてご縁を結んでくださったことがうれしかった。それならば、「聞きたくない心」にとらわれるよりも、ありのままをお聞かせに預かることが早道である。そんなことが、気持ちに寄り添いながら、お伝えできたのも小人数の集まりのメリットでもある。
そうそう、夜の懇親会にまで、自主企画があって、ももクロ(たぶん)の曲にのって、ダンスのパフォーマンスがあったが、さすが若い人ならではで新鮮だった。でも、みんな未成年か、お酒を飲まない人ばかりで、呑んでいるのはぼくひとりとは、ちょっと寂しかったけど…。
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