大雨特別警報中の出講
京都は、台風の進路から離れていた。短時間の豪雨はないものの、夜から強い雨が続いていて、時折、雨音で目が覚めた。
早めに起きて、ニュースを見る。いつもの黄(注意報)や赤(警報)色とは違った、紫色の見慣れない画面が…。聞き慣れない大雨特別警報が、京都や滋賀、福井に出ていた。桂川や鴨川も氾濫の恐れがあるというのである。えー、大丈夫かな。近所の川沿いの南区や伏見区にも、避難指示が出ている。当然、電車や地下鉄も止まっている。高速道路も、閉鎖されているだろう。
でも、K先生のお寺の出講があるので、出ないわけにはいかない。予定より早く出発した。8時には、雨も止みだしたが、名神も阪神高速も、インターは閉鎖中だった。距離優先で下道を行くにした。案外、調子よく進んでいたが、すぐに渋滞。桂川の氾濫で、下鳥羽あたりの一般道も閉鎖されて、警察が迂回をさせている。結局、第2京阪の下を行くことにした。枚方を過ぎた交野付近からは、高速にも乗れるからだ。天気は、回復し
ていてきたが、川下が増水しているようで、避難区域が増えているようだ。
同じように考えいる車が多いのか、途中から渋滞で動かなくなったて、時間が見通せなくて、ちょんとイライラしてくる。念のため、K先生には自勤をお願いしていたので、焦っても仕方ないが、道の選択を間違ってのかもしれないと思うが、こればかりはどのルートかよかったのか分からない。
でも、高速に入ると、スムーズに流れだした。どうやらこれでよかったようだ。1時間ほどのところが、3時間かかって、どうにか辿りついた。ちょうど勤行が終わる前で、滑り込みセーフというところ。
準備をして、すぐにご法話。残念ながら、気持ちに余裕のないまま初めて、乗り切れなかったが、皆さん、熱心に聞いてくださった。つとめて、分かりやすい、身近なお話のつもりだったが、後の反響もあって、大いに助けられた。
このあたりは、昨日が大雨でたいへんだった様子。でも、午後からは晴れてきた。台風一過で、空気が入れ替わったのか、爽やかな風である。
もともと、広島と奈良との連続の布教だったが、新幹線も車も、台風の影響をうけて、ご迷惑をおかけした。それでも、どうにか無事に終えることができて、一安心。でも、やはり2日間、連続となると、ちょっと疲れはしましたが…。
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