ラスト
高齢になられた方も多くて、最近は、少し参加者も寂しい。それでも、熊本や大分からも参加や、福山からの参加者くださった。
初日は、輪読法座。小冊子『法蔵菩薩のご修行』を時間かけて輪読させてもらった。伊藤康善先生のお示しの「仏法は具体的に聞け」を巡って、わが機の罪悪観や無常観、そして法蔵菩薩のご苦労について、わが身に引き寄せて考えさせてもらった。具体的に聞くことは、如来さまのお示しくださった「わが身」を聞くことあるが、ここが難しい。すぐに、わが思いや気持ちにばかり焦点を向けて、そこばかり微細(みさい)に聞いたり、語ったりしてしまい、逆、わが思いに囚われて、如来様の仰せが聞けずに難儀することもおおい。そのことを、善太郎さんの歌を通して、皆さんと味わってもらった。昼座も、夜座も、このテキストだったが、時にはテキストを離れた話し合いにもなったこともあり、時間が足らなかったが、日頃の法話とは違う角度から、聞法の要点を分かち合えたのではないだろうか。
2日目は、「巻頭言」の記事や聖典講座でも話した、お正信偈の構造をたずねて、「正信」の意味について、お話申し上げた。概観は、最近の記事にある。
http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2013/09/post-27a4.html
ところで、長年、九州支部では、この福間の会場を使わせてもらってきたが、今回で、この会場が最後になるという。新制九州支部として、出発した時のメンバーもずいぶん代わって、その時のメンバーは、今回の参加者は、一人だけとなっていた。会場も、人の流れも、無常ということであろう。
福間海岸に、夕日が、まさに沈もうとしていて、美しかった。
これも、今回で見納め。
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