菅原道真(菅公)生誕の謎
さて、鰻の寝床になっていた木乃婦で通された2階の部屋からは、神社が見える。
紋から天満宮だというのは分かるが、町の真ん中に、こんな大きな神社があったことに驚いた。狭い廊下を上がってきて、方向が分かりづらくなっているが、入り口の鳥居(高辻通)はいつも眺めていたるのではないかと思った。その間口はとても狭くて、小さな祠程度のと思っていたが、上から見るとずいぶん大きいので、なかなか結びつかなかった。雨の中、散策すると、さらには、西洞院通にある鳥居も、北の仏光寺通にある鳥居も、同じ神社のものということが判明した。日頃は、関心がなくて、前だけ通っていたので、何もおもわなかった。
しかも、その入口の鳥居のところには、「天満宮降誕之地」という石塔が…。
えっー? 菅原道真(菅公)生誕の地とは、はて? 十条通の吉祥院天満宮に、臍の緒が納められた胞衣塚があって、生誕の地とあったが…。
ネットで調べてると、京都だけで3ケ所、他にも奈良にも、吉野にも、島根にも、また余呉湖にも伝説があって、ほんとうのところは定かではなく、生誕の謎をひもとく著述まであるようだ。
これまでずっと吉祥院だと思っていたので、ちょっと妙な感じだ。別に深く関心があるわけではないので、別にいいのだけけれど。
それにしても、歴史上の有名には、誕生や終焉が複数ある方が多い。親鸞聖人にしても、終焉の地は、東西本願寺で異なる。このブログでも、このあたりには、道元禅師と親鸞聖人の終焉の地があることを触れたが、同時に、菅原道真(菅公)生誕の地でもあることにもあるんだなー。お二人とは、全く時代はちがうので、ただそれだけのことだけど、歴史の宝庫ということだ。
http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_594e.html
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