新幹線
台風が接近している。ニュースでは、盛んに注意を促していたが、最接近は、明日の敬老の日。雨は降っていたが、まだ強くはない。
ところが、台風からはるか離れた関東が大雨。新幹線も、小田原あたりで運休しているとの情報。詳しくは駅に行ってみないと分からない。念のため、「遅れそうだ」と、お迎えの方に電話をいれたが、相手の反応が鈍い。広島は晴れていて、どうも実感がない様子だ。
早めに家を出たが、京都駅の下り線は、静かだ。少し前に再開されたというが、80分以上の遅れ。ホームが空いているのは、新大阪まで在来線で行き、そこからはダイヤどおりに動いている山陽新幹線に乗るように、アナウンスされているからだ。同時に、名古屋の手前まで新幹線が来ていて、だいたいの到着時刻がアナウンスされだした。
どうする? 京都駅に留まるから、在来線で新大阪駅までいくのが、早いのか。ここは微妙な時間帯だった。動くか、留まるかを悩み。
たとえ、新大阪駅に行っても、決まった時間にしか列車は動かない。いまからの移動だと、京都で待っている列車に乗ることになるかもしれない。それなら、まだ後で座れる確立が高いのは、京都から乗ることだ。
どちらが、どのくらい早いのか。そして、精神的にイライラしないのはどちらか、さらに体が楽なのはどちらかと、いろいろと頭をめぐらす。こんなこと、一生懸命に計算する。で、結局、留まることを選択した。そうなると、焦っても仕方ないので、気分は楽になる。再開後の列車は、混雑していて、当然ギュウギュウだった。しかし、やはり新大阪で座ることができた。しかも、あとは時間どおりに動くので、計算ができる。結局、その列車は80分の遅れで、会場には1時間遅れで、到着することができそうだ。
昨年の9月の終わりも、帰路に台風の影響で、新幹線の遅れで困った。1年に1度ぐらいは、こんなことがあるが、ても、だいたいが帰路で、法座に遅れることは、案外少ない。
広島は曇が多いが晴れている。それだけでも妙な感じである。大勢のカープのユニホームを来た観衆と一緒に、マツダスタジアムの前を通って、会場に向かう。巨人戦で、満員札止めで、球場もいつも以上ににぎやかだ。後で知ったが、前田健太が投げて、カープが大勝していたのだ。
法座には、1時間ほど遅れたが、今日はすぐに法話には移れない。シルクロードのスライドショーの準備に時間がかかる。改めて玄奘三蔵さんや、鳩摩羅什三蔵さんのご苦労のあとを偲ぶ。いや、新幹線が少し遅れぐらいで、ギュウギュウで立ちん坊になっただけで、ドーッと疲れている自分が恥ずかしくなるなー。
でも、また帰りが心配だ。明日は、早朝から孤杉先生のお寺の布教があるからだ。明日の方が、台風が接近する時間帯で、いまからまた心配。
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