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大谷本廟での年忌

Img_7119  ちょうど1年ぶりに、京都東山の大谷本廟を訪れた。

 昨年が一回忌を勤修させてもらったので、今年は三回(周)忌になる。http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-3484.htmlImg_7112

 何もかも用意された仏間で、皆さんと『正信偈』をお勤めして、引き続いて『阿弥陀経』。その前に簡単な内容をお話する。祇園精舎を訪れたときは、そうでもなかったが、この度のシルクロードの旅で、鳩摩羅什さんの故郷クチャや玄奘さんゆかりの高昌故城を尋ねて、一層、親しみがわいている。ただ訳の分らない、難しいImg_7110漢文で終わってもらうには勿体なすぎる。
 ご法話も、『仏説阿弥陀経』の外題をとおして、法事やお経のほんとうの意味について。鏡を持参したり工夫しているが、なかなか反応は少ない。それでも、中には頷きながら、聞いてくださる方もあった。

 分かち合いもできないまま、Img_7114慌ただしく墓参へ。わが家には墓がないので、プライベートで墓参りはしたことはないが、法衣を着て、他人のお墓に手を合わせている。台風の接近で予報は強い雨だったが、台風は南の海上に停滞したままで、どんよりした曇り空だ。蒸し暑かったが、猛暑でも、大雨でもなく、墓参には有り難い天気Img_7109だ。相変わらず、見どころ(?)満載の墓石を眺めながら、お墓へ。大谷でも一等地といっていい場所だ。

 すぐ近くだが、聖人の荼毘所にお参りする時間はなかったので、祖廟で手を合わせた。
 骨を砕き、身を粉にしてまで報ずべき聖人のご恩徳。忘れっぱなしである。南無阿弥陀仏

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