恐竜博物館
ところが、梅雨があけて快晴が続く夏本番というのに、今年は、梅雨末期のような集中豪雨が、日本海側を中心に頻発している。天気予報では、3日間とも雨だ。加賀の温泉を巡って、海や大型プールでたっぷり泳ぐ計画なのに、雲行きのほうがあやしい。
というわけで、雨だった初日は、予定を変更して、恐竜博物館に向かった。
恐竜といえば、どちらかといえば男の子の好きなもので、ふたりともそれほど関心はない。それどころか、大きな声で啼くような復元恐竜があるのではないかと、怖がっている。ぼくにしても、恐竜の名前も何一つとして知らないのである。ワニ類は、別に先祖がいて(恐竜のライバル)、鳥類の先祖であることなども、今回初めて知ったほどだ。
それでも、きれいな立派な施設で、展示も充実していていた。映画をみて、上の子はかなり興味をもっていた。ぼくにしても、羽
毛で覆われた恐竜や、単なる化石だけではない部分の発掘も進んでいることや、訪れたばかりのシルクロードのゴビ砂漠で発掘された展示なども、かなり身近に感じるものであった。中国奥地では新発見のものが多いそうだか、確かに、あの猛烈な乾燥紀行と、岩が露出した地形から考えても、それ
は分かる。
美しい化石もあったし、迫力のある展示だった。好きな人は、きっと大人でも大好きだろう。貴重な展示もおおい。しかし、所詮、化石や、大半は復元された骨格、想像される複製を眺めるのが主であって、いま、動いたり、生きているものはいない。それでいて、こんな人工物を前にしても(本物はともかく)、館内フラッシュ禁止の意味もわからんしなー。第一、こちらが主体的に何かを体験的に楽しみという施設ではなかった。下の子にいたっては、「外の公園で遊ぶのがいちばん楽しかった」という始末だ。悪くはなかったけれど、わが家では、次はないなーという施設。つまりは、あまり興味がないということだ。
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