「懐かしい」っていうのか
卒業から30年ぶりに、初めての大学の同窓会があった。
大学院のゼミ同窓会は、2年に1度あるのだが、真宗学全体のものは、初めてだ。
名簿が配られた。40数年の出席があったが、参加者全員、見事に「○○寺」という寺号がはいている。(高田派のひとりを除いて)西本願寺派の住職か、坊守ばかりなのである。そんな中で、「寺」ではなく、ひとりだけ「会館」の文字のぼく。しかも「華光会館」である。本山の職員や宗会議員もいって、そんな皆さんの業界の会話を聞くにつけ、なんとなく居心地がいまひとつ。
だいたい週末ではなく、平日に同窓会が開かれること自体が、僧侶の中心の証だ。先生方は、週末が法事などの法務でお忙しいのである。さすが、サービス業。
同窓生は3/4が知らない人。入学時に2クラスに分かれたが、今回の出席者の大方が、ぼくとは違うクラスの人達。座席の両隣の方もお初にお目にかかる方で、ご挨拶。知人の大半は、その後も会っているので、それほど懐かしいーという感じの人は少なかった。むしろ同窓生と知らずにお付き合いしている方があって、それにはお互いびっくりしたけど…。
それよりこの会場は……。もしかして、披露宴会場じゃなかったのか? 会場まで定かではないが、このホテルは西本願寺の駐車場に隣接し、本山から司婚者をお願いして仏式の結婚式ができるので、ここで結婚式を行い、披露宴をしたのだ。
これってやっぱり「懐かしい」のだけどー、なんか妙に括弧付き。
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