竹田城址
朝から同人宅を8軒の月忌参りをする。すべて歩いて行ける距離にある。皆さん、高齢になられ、老苦、病苦を目の当たりにする。それでも、まだ女性はお元気だ。先にご主人に先立たれた方ばかりだが、10年以上元気に過ごされている。女は強しだ。
すべてが終わって、S代さんとお別れ。永代経には参加したいと、急にはりきっておられて、びっくりした。法の力で蘇られたようだ。
そのままRさんとの待ち合わせ場所へ。おいしい手打ちうどんをご馳走になり、帰路のインターから遠くない竹田城跡に案内しもらうことになった。何十年も日高法座に来ているが、数年前までは竹田城の存在すら知らなかった。しかも、インターから、こんなに近い場所にあるとは思いもしない。
細い旧街道を抜けて、最寄り駅の竹田駅に立ち寄る。趣のある駅前は、中年のハイカーでごった返している。案内のRさんも、その盛況ぶりに驚いておられる。山頂の最寄り駐車場に近づくと長蛇の車列。先頭に30分待ちの標示だ。平日の午後に、こ
の人気。しかたないので、中腹の駐車場に車を止めて、そこから歩くことにした。麓からも頂上の石組みが見えている。
昨日の荒れ模様は一転、好天で、汗ばむ陽気だ。ただ山城の見学の予定はなかったので、背広、革靴で歩くにしては、ちょっと距離が長かった。でも、天気もよくて、森林浴にもなり、気分はいい。かなり登り道を歩いて、やっと山頂の駐車場に到着。そこからまだ山道を700mほどいったところが、山城跡の入り口にあたる。ここから人出か急増。何台も観光バス来ている。もともと、雲海に浮かぶ姿が天空の城として人気がでてきたところに、高倉健主演の映画で、妻
役の田中裕子の童謡コンサートの様子が描かれているのが、ここだ。あなたへには、このブログでも触れている。
http://karimon.cocolog-nifty.com/blog//10/post-138f.html
汗をかいて、やっと山頂に到着すると、眺望も絶景である。
ただ満開のはずの山桜は、残念ながらまだ疎ら。それでも青空に輝いている。それにしても、見事な石垣の石組みだ。石垣以外は何も残っていないが、放射線状に広がる城の配置も、またユニークで、「虎臥城(とらふすじょう)」と、別称されていたそうである。15世紀に、山名宗全によって基礎が築かれ、秀吉によって落城し、関が原以降に廃城になっているので、すでに400年以上経っていることになる。
好天と、見事な眺望に、すっかり気分もよかったが、今度は、下り坂を歩かねばならない。でも、適度な運動になって、気分はいい。ここからだと、高速のインターも近くて、会館までは2時間弱だ。
ただ、午前中は正座、午後は予期せぬ山歩きで、ちょっと足が疲れた。運動不足もいいところだなー。近所のスーパー銭湯に立寄って、汗を流して、ゆったり気分で帰宅。
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