雪の長命寺
会場を後に、追跡ハイキングのコースになるかもしれない長命寺に到着する。車なら5分ほどだが、山麓から本堂まではたいへんな階段(808段)である。幸い、つづら折りを道を進み、山頂の近くの駐車場に止めたので、ほんの少しの階段ですむ。
それでも階段を進むにつれて、雪が強くなった。 山頂からは、琵琶湖も望めるらしいが、今日は、見事に雪が降っている。
西国三十三番札所の三十一番目の札所である。普段は、参詣の人も多い場所だが、さすがに、今日は静寂に包まれている。雪と、朱の建物の対比が美しい。
聖徳太子の開基といわれる単立の天台宗の寺院だか、廃仏毀釈を免れたのか、神仏習合も残って、ゆかりの武内宿禰を祀る神社と、観世音菩薩を祀る本堂が繋がっていた。
本堂や三重塔、そして公開されている鐘楼や護摩堂などが、重文に指定されている。本堂は、旧の国宝だということであるが、なかなか重厚で、上品な本堂だ。
しかも、いまどき、真宗や浄土宗でもないので、拝観料は無料といういさぎよさに感心した。本堂も、鐘楼も、拝観は自由というもいい。
しばしば静寂の中での、雪の白と建物の朱のコントラストに見とれていたが、さすがに寒い。
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