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フォーカシング・サンガの集い

 日曜日。午前中は、会議、午後は、日曜礼拝、そして夕方には、明日のWSの準備と、前泊されるカウンセラーご講師とのWS前夜祭(?)-といっても、ただ近所の串カツ屋さんで一杯飲ぬ会と、けっこう忙しかった。でも、仏教(真宗)とカウンセリング(心理療法)の立ち位置や対応など、違いも含めて聞かせていただき収穫も大だ。

 月曜日は、平日の朝から、松江市から土江先生を招いてのフォーカシング・サンガWSを開催した。最近、元気のでないM先生を囲んで何かできないかという提案から生まれて、ぼくたちもご相伴に預かることにした少人数の集いだ。

 6名定員の集いとはいえ、平日だ。人が集まるか心配していたが、ちょっとした声かけだけで、すぐに6名が集まった。一応、真カ研の会員ばかりだか、華光同人の方が4名もある。まだ現役で仕事を持っている人もいるが、早くから予定が入れていると、案外、平日でも人は集まれるようだ。

 簡単にカラダを動かし、瞑想し、フォーカサー(伝え役)とリスナー(聞き役)が出て、実際にカラダの感じ(フェルトセンス)に触れながら伝え、それを伝え聞きして、ある程度、区切りがついたところで、みんなから、フォーカサーにギフト(分かち合いだけども、言葉や気持ちでの暖かいプレゼントを贈る)をする、それを6名のメンバーが、それぞれにリスナー役や、フォカサー役になって、繰り返していく。

 ぼくも、リスナーとフォカサーを1回ずつやらせてもらった。自分のからだの声を聴く、フォーカサー役をなった時には、自分の気にかかる、右のお腹のあたりにある重い鉛のような塊をフォーカス。どうも、近くにあって、見えるところでチラチラしているのが落ち着かないが、遠くにやってしまえなし、といって、そのままいられても困るという重い感じがした。それが、今度は、胸に漂うガス(黒霧)のようになって覆ってきたが、なぜか見通しは悪くない。それどころか、それを抱えながらも、ドンドンと前に進む感じがするから不思議だ。

 ぼくの気付きは、昨日の促しでもあって、「お前も腹を括れよ!」のご催促だ。いろいろな間接的に聴く外野は確かにかしましいけれども、結局、自分が決めて、前に進むしかない。いや、霧を抱えながらも、前に進んで行くことでしか霧は晴れないのだろう。改めて、昨日からのみんなに支えられていることの勿体なさと直結してきたのか、ちょっと晴々した気分。

 とはいえ、3日間も密度の濃い集まりが続くと、さすがに後半からは疲労。よく考えると、この10日間の大半は、夜の会食や飲み会があって、下痢をする日もあり、胃疲れもあったようのだろう。

 でも、おかけで、何かのきっかけをいただいたような日々だった。

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