« 広島支部法座~少人数の協力~ | トップページ | 日高支部報恩講 »

ご縁

  日高支部法座の前に、京都同人の年忌法要を勤めさてもらう。年忌だが、浄土三部経ではなくて、皆さんで勤行できるお『正信偈』を中心に、ご法話を聞いてもらうことにしている。亡くなった故人とは、法要や年忌の席で交流があっただけだか、それでも、皆さんと、一緒に声を出しての勤行の後では、とても懐かしく、故人を偲ばせていただいた。

Img_6936 御縁ということをテーマにご法話。

 わたしが、ここにいるだけでも、先祖にしても、人間関係にしても、出来事にしても、まったく遠く知らないことが、幾重にも、幾重にも重なった縁が連なり、織りなされている不思議を、具体的に味わっていった。まさに、受け難い人身を、いま受けさせていただいてるのも、種々のご方便、ご縁のたまものである。もちろん、それだけで終わった今生事の話である。順縁もあれば、逆縁もあろうが、それが、仏縁へとつないでいただいたことこそが、不思議の中の不思議である。

 そこには、まさに弘誓の強縁があったればこそである。では、どうして、わが身に届いてきたのか。まさに「遠く宿縁を慶べ」としかいいようがないのである。F家の仏間で、ご縁の方々を前に、今生で何があっても、お念仏を慶ぶ身にならせてもらったことを分かち合わせていただく。

 今日は華光会館には戻らずに、法衣をもったままで、兵庫県豊岡市の日高支部に向かう。

|

« 広島支部法座~少人数の協力~ | トップページ | 日高支部報恩講 »

法座と聞法」カテゴリの記事