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仏青大会

  更新がしぱらく滞っていたが、ボチボチ戻りながら、法座や行事を振り返っておこう。

 まずは、6日(土)~8日(祝)の3日間は、秋の仏青大会である。

 過渡期に入って、10代~20代前半と、30代後半の間をつなぐ世代が育っていないので、、仏青大会にしては寂しい参加者数である。特に、今年は大遠忌法要が終わったばかりで、常連の欠席も多かったようだ。

 もうひとつ、大遠忌法要での森達也氏の講演会をきっかけに、仏青大会につなぐ計画があってが、こちらは、完全に不発。講演会事態の在り方や呼びかけにも、反省が必要なところで、これからどう総括されていくかで、今後につながるかどうかだ。

 それでも、少ないながらも、10代、20代の若い参加者が中心になっていて、いつもとは少し違った雰囲気があったし、常に、ワン・グループでのセッション(座談会)だったが、法話や企画もユーニクだったことも、雰囲気を変えたのかもしれない。

 信巻のアジャセ王の物語の法話を中心にしながら、それを演じて観るという体験型法話がユニーク。明かに、善導様は、自らをイダイケ夫人に投影されていたが、親鸞様は、アジャセ王に自らを投影され、他力廻向による逆謗の救済を明示されている。浄土真宗の信心へのプロセスの核心といっていい箇所である。今回は、六師外道やギバ大臣なども単なる脇役ではなく、しっかりと文章を読み、皆さん自分なりに演じてくださった。すべて権化の仁のお働きである。

 他にも、2日目の昼座は、京都ならびはウォーク・ラリーの企画。ギバ・六師外道グループと、アジャセ・釈尊グループの二班に分かれて、時間内に、与えられて指令をこなしていくとImg_1003いうもの。

1)真宗十派のお寺を巡り、2)親鸞聖人のご旧跡を巡り、3)河原町四条の近くにある、「○○不思議」の○○寺(正解は、誓願寺)で、阿弥陀様を拝し、その間に、4)外Img_3879人に、お念仏を勧め、5)お参りの方に、華光会を紹介し、6)何か京都らしいのもを食べ、7)俳句(川柳)を作って、8)時間どおりに帰還せよというのである。もちろん、そのあいだに、アジャセ王の劇の相談もするというだから、けっこうハードである。さすがに、若者である。スマホでサクサImg_3322クと情報を得て、楽しそうに出て行った。

 六角堂(上の写真)や仏光寺(左)、そして、ブログに登場した、ご旧跡にも足を延ばして、誓願寺(右)では、法要にお参りだきたようである。指令の成果は、ボチボチというところだったようだが、理屈先行の求道者まで、イキイキとしていたところが、おもしろかった。

http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_594e.html (光円寺)

http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-752d.html (青蓮院)

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