お盆参り
今週の土曜日、日曜日は、法座はないが、お盆参りで、京都の南や北を走る。
土曜日は、珍しく朝から雨。暑さも一服である。宇治周辺の檀家が中心。天神台をスタートして、宇治川を渡り、莵道、木幡へ、そこからクネクネした山道を進んで炭山は、初盆のお宅。そして五ケ庄に戻って、帰宅する。
翌日は、やはり南部だが、京都市内の伏見や南区を午前中に回って、午後は、鞍馬街道を市原へ。もともと宇治に住まれいて、ひとつながりで便利だったが、いまは市内でも貴船に近くて、一軒だけ別方向。でもこのうちが、いちばんの楽しみ。
勤行も称名も、本気でつきって、ぼくより大声で、お念仏をされる。法話の最中でも、わからないことがあれば、積極的に質問される。音楽や読書の趣味もあう。本棚の本も借り出しているのだが、前回は、フリーサックス奏者の阿部薫の自叙伝を、今回は、トランスパーソナルの吉福伸逸氏の『流体感覚』を借りた。吉福氏と中沢新一氏の対談の中での日本的霊性の浄土真宗の位置づけが面白かったからだ。
勤行、法話が終わったら、少し長居。ご夫婦で、反原発から、単なる反対運動に疑問を感じて、いまはフクシマの支援活動されている。今週末からは、1週間の予定で、相馬の親子を京都に招いく活動をされるという。オープニングは、真宗の岡崎別院で、ベイちゃんを招いてのウェルカムパーテーもある。偶然だが、学生時代には同じミュジシャン仲間だったというのだがら、世界は狭い。http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-7d3f.html
そこから、社会活動としての浄土真宗、社会資本としての寺院の役割から、個々の目覚めの体験としての浄土真宗の世界へと、いろいろと話しあった。とうとう旦那さんは、将来、真宗の僧侶をめざしているというのである。ならば、ぼくの話だけでなく、華光の法座でも体験的な信仰に触れてもらわねばならない。というわけで、9月の大遠忌を誘ったら、好感触。
道は遠いかもしれないが、この積極性は楽しみ。
| 固定リンク
« 仏の子供大会In和知 | トップページ | 集中豪雨 »