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東京支部法座

Img_2475 8月の東京支部法座。

 新幹線の車窓も、東京に近づくほど曇天だったが、到着時には、かなり強いり雷雨になっていた。しかし、路上には水たまりもあったが、すぐに夏空が戻って、暑い1日となった。

 東京都心の空も、青い。しかし、お盆をすぎて、少しは秋の気配を感じる空である。

 前回の6月は、講習会として、第2回目の「正信偈」の講義、その前は4月で、支部法座だったが、法話は、『大経』の法蔵発願を中心に讃仏偈や選択思惟の心を、お聖教をもとにいただいたり、その前には、真宗の得益論をテーマにしたりと、最近は、真宗聖典も必携してもらい、教義的なテーマで、まとまった法話をしてきた。

 でも、今回は、お聖教や教義ではなく、9月に開かれる「大遠忌法要」の意義を中心に、単発の法話が4回。話すうちに統一したテーマになってきて、いま、私に、届く、連続無窮の願力のお働きの手強さに触れてもらうことになった。

 また、ただ念仏といっても、その「称えごころ」を問うのが、浄土真宗である。しかし、それは、阿弥陀様からいただく他力(いただきものの)の「称えごころ」であるが、その発起について、妙好人「お園」同行の3つのエピーソドを交えて窺った。先手の勅命が届くからこそ、信順のお心をいただくのである。つまりは、その先手の「仰せ」をただ聴くひとつで届くご法なのである。

 ところで、今回は、うれしい参加者が多かった。中年の初参加の男性は、ずいぶん、他でもご聴聞されてきた熱心な方だった。最初は様子見で、昼座だけの予定が、夜座も残ってくださり、また翌日もフル参加で、「大遠忌」にも興味を示してくださり、打ち解けた様子。新潟からの親子での参詣者は、4月の支部法座で会われたご縁について御礼。他にも、何年かぶりに再会できて同人や、病気でお目にかかれないと思ったいた方が元気に参加くださったりと、ずいぶんうれしい参加が続いた。
 おかげで、ぼくも法話に力が入ったが、ただ信仰座談会になると、遠方の方や初めての方に比べて、全般に皆さん、大人しく控え目なのがちょっと勿体ない。

 親鸞聖人のご遺徳を讃仰する大遠忌も近い。せいぜい、各々の喜びや仏徳讃嘆の想いを分かち合って、喜びの輪を広げたいものである。

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