3泊4日間の仏の子供大会も、無事、終わった。
今年、楽しい子供大会だった。
大人も、子供も、笑顔で、班活動の課題に取り組んだ。大人の4班も、O班
長を先頭に、子供に負けずに頑張った。もちろん、M先生の指導でしっかり勤行し、また各先生のご法話を聴聞して、分級座談にも取り組んだ。
勤行では、いつもの勤行に加えて、正信偈や大遠忌法要の練習も取り組んだ。法話は、特に初法話のママさん先生のHさんは、い
ろいろと工夫した教材で、大健闘だった。
野外活動も充実。山のプールも楽しかったし、追ハイも短いコースをなんとか工夫してもらった。ギャンプファ
イヤーの各班のスタンツの充実ぶりは、近年でも出色。先生方のショートコントもおもしろかった。
ただ、初めての会場は、何かと気をつかう。今年は、民間の委託業者とはいえ、京都府の施設で、公共としての細かな制約はないが、委託業者としては、収益をあげたいので、料金規定にとて
も細かい催促があって、動きづらかった。それでも、食事はおいしかった。BBQでは大人は乾杯し、そのあと餓鬼のスライドをみた。流し素麺もおもしろかった。
周りの環境もよかった。昨年の「海ぼうず」は、文字通り海の子という感じだったが、今年の「山の家」は、山の子である。前面に府道が走っているが、次ぎの集落で行き止まりの道なので、隣に
用事のある車(バスとか、公共車)以外は、滅多に通らない。バスも、1日に4本あるが、結局、行ってきたバスが、10分ほどして戻ってくるという有り様である。
ケイタイもつながらない。「京都でケイタイがつながらないところがあるんですね」と驚いてた方もあったが、京都といっても広い。ただ仕事の関係
の保護者は困っていたようだか、さすがに2日目をすぎるとみんなあきらめた様子である。ケイタイがつながらないというもの、また悪くはない。
ケイタイなし、PCなし、テレビもなし。新聞もなしで、4日間、世俗と隔離された緑豊かな環境で、すごすことができたようだ。
ただ、今年の夏は猛暑だったので、久しぶりに
病人がでた。もっとも、子供の発熱である。1日ゆっりく休むと、すっかりよくなった。でも、市販薬などは飲まない。ホメオパシーと、コウケントーの豪華2本立てある。コウコントーの登場は、3年ぶりである。
それにしても、子供たちの笑顔だけでなく、大人も笑顔や大笑いが絶えなかった。最後には、ずいぶん賑やかなファミリーになっていた。
「自由にして保護された環境」(河合隼雄氏)といういわれが、まさにここ
はそうである。団体生活として守らねばならないことはあるが、個々の振舞えや言動には、日頃の規制を超えた自由が尊重されている。それが子供にもわかるので、みんな楽しいそうである。各班での課題に取り組むにしても、けっしてやらされているという雰囲気が微塵もない。みんな入浴や食事の時間を惜しんで、自主的に取り組んでいる。大人も、バカのことに真剣に取り組む。いろいろない意見が自由に出る。それが尊重される雰囲気あるので、みんな楽しいのだ。あっちでも、こっちでも笑顔である。
子供の参加者は少なかったが、こんな雰囲気で、お念仏をさせていただくことほど贅沢はない。(ちなみに最後の写真は、別に音なしの時間(昼寝)ではない。おつとめの作法での発声法の一こま)