« 近々の法座案内 | トップページ | 善い心・悪い心 »

灯し火

 華光誌輪読法座。 急な雷雨となって、皆さんの出足が鈍る。空気が入り変わったようで、猛暑も一服。

 巻頭言「灯し火」から輪読する。事務所のT君の巻頭言デピュー作だ。詩人でもある彼の文章には、独特の鋭さがあるが、後半は、意図的に話し言葉も交えているので、読みやすくなっている。それでも、一人で一読して分かったというものでもない。何度か、皆さんと声に出して読み、そして時間をかけて味わっていく。著者の意図も尋ねてみる。そうしている内に、だんだんとその意味や味わいが進んでいくことを、みんな感じたようだ。

 冒頭の「言葉にしがたい不安や恐れに触れるとき、こころは叫ぶ、魂がなく」の言葉をみんなで味わう。

 まさに頭だけでなく、常日頃よくよく実感として理解していたことであっても、私の命の灯し火がきれるときには、何が起ってくるのだろう。仏法は、どこで聴聞していくのか。きれいごと、分かったようを口を聞いても、恐ろしいほどなんであるのが、わが身なのである。まさに、底無しの闇である。さてその時、鬼が出るのか、仏が出るのか。自性を考えれば、ロクナものはでないことだけは確か。そこが面白くも、有り難いところだが、現実となると、なかなか厳しいのものだなー。

|

« 近々の法座案内 | トップページ | 善い心・悪い心 »

法座と聞法」カテゴリの記事