万博公園~太陽の塔~
雨も上がったことだし、子供たちと吹田千里の万博公園に行くことにした。大阪といっても、京都寄りなので30分ほどで到着する。
久しぶりに太陽の塔を間近にみた。懐かしい思いは、過去の記憶を蘇らせる。
エキスポ’70、大阪万博は、いまから42年前。ぼくは、8歳、小学校の3年生のことだが、かなり鮮明に記憶が残っている。月の石で、長蛇の列のアメリカ館をあきらめて、ソ連館に入った。ここも、宇宙開発の展示が華やかだった。米ソが、二大超大国の冷戦時代だったのだ。
子供だけでなく、大人も熱狂していた。地方の人も、万博見物に押し寄せて、法座とは無関係で華光会館を宿舎代わりに利用されていた。日頃、疎遠の遠方の親戚も宿泊した。東京五輪から大阪
万博へ。日本は高度成長の絶頂期にあったことを、体感的に感じることができる出来事だった。同時に、この年の日本は、よど号と、三島事件など重大事件が相次いだ。
学生時代にエキスポランドに遊びに来て以来なので、30数年ぶりだ。そのエキスポランドは、例の死亡事故以来、廃業してしまったが、パビリオンの跡は、広大な緑豊かな公園になっている。もともと丘陵地を切り開いたのだから、もとの
緑に戻っただけなのかもしれないが、まだ開業前の工事中の見学を、父に連れていってもらったことを思うと、どうも感慨深い。下の子が、8歳なので、ちょうどこの頃なのだが、けっこう憶に残っているということだ。
緑の中を、大型の遊具が、ポツポツと点在している。歩くだけでもかなりの運動になるが、風が強くて、気持ちがいい。朝は、雨もパラパラしていのだ、ほんとうに人もまバラだ。
子供たちには、新鮮な場所のようだったが、それでも、太陽の塔ぐらいは知っていた。
風は心地よかったが、日が照ると暑くなってきた。変わった自転車に載ったり、かなりの距離も歩いて疲れたが、実は、今日の目的は、この公園ではない。同じ敷地にある国立民族博物館、いわゆる民博の方である。アイスクリームを食べて、元気になったところで、民博へ。こちらも、30年ぶりである。
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