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広島支部大会

 6月は、広島支部大会である。

 もともと、9月が宿泊の支部大会だったが、支部法座の活性化で、毎月の1日法座に加えて、年に2度、6月と9月に宿泊法座が増えていた。活性化はいいいが、各種支部行事や真宗カウンセリングWSなども増えて、過剰気味になって、逆に本部(京都)の参詣が負担になImg_1008ってきたこともあって、今年は大遠忌もあるので、宿泊1回のみでのぞむことになった。

 会場の神田山荘は、牛田山の山麓で、広島市内が一望でき、遠く宮島もみえている。ここは、原爆療養の保養施設である。原爆手帳での割引がある。広島の同Img_1014人の中には、被爆者もおられて、手帳を提示されていた。入り口にある「神田山荘」の石碑も、被爆した石で造られたものだ。被爆者の二世、三世も多いので、懇親会でも、原爆やフクシマの話題がでた。広島の方には、より身近な話題なのだろう。

Img_1007 京都から二名の参加があった。外からのお参りがあると、それだけでも雰囲気がしまる。特に、初参加のOさんは、大半の方と同世代で、皆さんに自然と馴染んでおられた。 いつも近所の華光会館で聴聞できる京都の方にしても、こうして遠方へ足を運び、ご聴聞いただく意義は大きい。支部や地域を超えた他流試合は、お互いにとって、プラスになる。せいぜい、支部間での交流が盛んになれば、違った活性化を生むだろう。

  今回は、広島支部の皆さんは、常連の方々が中心。なかなか新しい方は増えずに、高齢や病苦もあって、参加者の数は、停滞気味ではあるが、それでも、参加くださる皆さんのご法にかける姿勢、変わらないお気持ちが、とても有り難く、うれしかった。ぼくは、日高支部とはまた違った意味合いで、広島の皆さんとのご因縁は深いものがありそうだ。

  ご法話は、例によって、「大経」によって、法蔵菩薩の発願の有り様をいただいた。4座あったので、高山支部よりも、かなり丁寧に「讃仏偈」をいただき、法蔵菩薩と世自在王仏様との真実の問答である思惟摂取のところを、現代語訳を中心に味わった。そして、最後に、お正信偈でどういただておられるのかを、親鸞様のお言葉をいただいた。丁寧に、「大経」の文字を選び取りをされていることが、よく分かる。

  座談会の最後の最後に、かなり緊迫した感情的な動きとなったが、残り時間の関係で新しいセッションでの再編がおこなえずに残念だった。それでも、ぼくにそこに関わるそれぞれの方の、これまでの成長や心境をかいま見ることができたことだけは、収穫だったのかもしれない。華光の法座だけでなく、真宗カウンセリングなどでも、広島の皆さんも、ずいぶん育っておられるようである。

   来月の広島支部は、7月8日(日)で、広島市内を離れて、1年1度、安芸高田市のY家での家庭法座である。

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