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犬山城と鵜飼

Img_1087  犬山は、東海地方の方には、定番の観光地らしいが、関西人に馴染みは薄い。初めて乗車した名鉄で、名古屋から約35分。会場まで徒歩で5分、木曽川のほとり、犬山城を眺める風向明媚な立地だ。しかし、ホテル自体はかなりボロいImg_1084。散策もでき、駅から便利な場所で、かつ参加費も安く押さえ、法話会場も安く使いたい。となると、多少(いえ、かなりの)ボロさえ目をつむれば、便所のドアが閉まらなくても、古びたエレベーターのドアに挟まれようとも、申し分ない環境だ。お世話役に感謝である。ぼくなど、今日このボロさは逆に貴重で、懇親会でも話題になった。もしかすると、犬山という観光地が置かれている環境が分かるのもしれない。

Img_1044 大浴場から犬山城の眺めもいい。

 高山法座の向かうひだ号から対岸に見える犬山城を眺めるだけだ。国宝の四つの天守閣(城郭)のうち、ここだけ入城の記憶はない。記憶にないというのは、Img_1092_2_2子供の時に、家族旅行で来ているらしいのだ。

  で、せっかくここまできたので、休み時間を利用して、木曽川沿いをImg_1091犬山城まで歩いたが、残念ながら営業終了だった。ならば、2日目の昼休みに再チャンレジしたが、今度は入城する時間はなかった。それでも、山城の雰囲気は味わえた。
 何故か、忍者も出てきたしね。

 そしてもう一つのお楽しみが、木曽川の鵜飼だ。夕食後、ホテルの前から鵜飼を観賞することになった。鵜飼って、長Img_1073良川だとばかり思っていたが、けっこういろいろなところである。とにかく、ぼくは初めて観た。舟に乗るのは有料だが、川岸からは自由に見える。実は、それほどよくは見えなかったが、解説が面白かったり、それなりに風情があって、法座の合間の気分転換には、優美な企画だった。

Img_1077 余談だが、芭蕉と鵜飼の教訓は、『親指のふし』の第一章にある。

  おもしろうて  やがて悲しき  鵜舟かな

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