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永代経は九州支部がお当番

 5月のGMの3日間の永代経法要法座も、お念仏と共に終わった。

 当番は、九州支部の皆さん。北九州や福岡以外の方は、距離的な問題から京都の法座は遠い。どうしても、日頃の九州からの参詣者は決まっていた。しかし、そこは、当番にあたってしまった(?)メリットがある。遠方から参集してくださった皆さんの中には、年輩の方もあったが、3日間、不慣れなお世話を粉骨砕身、やり遂げてくださった。また九州にゆかりの皆さんの助っ人もあったが、おかげで、無事に終えることかできた。それにしても、揃いの18願の法被や、歌の披露などの余興もあった。鹿児島からの長老Kさんの欠席は残念だったが、支部長の元、一致団結のお世話ぶり。ご苦労さまでした。

 その永代経は、七座、七名のご講師が登壇された。いわば、これもまた法話大会のごとくである。九州支部ということで、大派の福岡の先生、熊本のご講師の法話も組み込んだ。

 特に、トッブバッターの熊本のK先生は、40年近く前、華光会館に下宿されていた御方。華光会館でのご法話は、何十年ぶりなんだろうか。ぼくが、中学1年生の時だから、かなりの前だ。それが、今回、娘さん方の強い思いに動かされて、もしかすると最後の思いで臨んでくだれったのだ。体調もが思わしくないなかで、ご自坊でリハーサルを重ね、お嬢さんにダメ出しされながらも、練習よりも倍ちかい時間、自身の求道の歩みも合わせて、『御文章』にある「三首の御詠歌」(四帖目四通)のおこころをお取り次ぎくださった。

⑴「ひとたびも 仏をたのむ こころこそ まことの法に かなうみちなれ」

⑵「つみ深く 如来をたのむ 身になれば 法の力に 西へこそ行け」

⑶「法を聞く みちに心の さだまれば 南無阿弥陀仏と となえこそすれ」

⑴は、「一念帰命の信心決定のすがたを詠みはんべり」。

⑵は、「入正定聚の益・必至滅度の意を詠みはんべりぬ」。

⑶は、「慶喜金剛の信心の上には、知恩報徳のこころを詠みはんべりしなり」。と蓮如さまは言われている。またこれを『正信偈』に照合するなら、次ぎ龍樹讃にあたるといわれている。

⑴「憶念弥陀仏本願」

⑵「自然即時入必定」

⑶「唯能常称如来号 応報大悲広誓恩」

改めて、三首のご詠歌を聴かせていただき、いろいろと味わうこともあったので、今週の広島支部ではこの「御文章」自体をいただきたいと思った。

 七座もご方があったのに、最初法話で力尽きた。まるで、子供大会の低学年の感想文のようだ。だいたい、家から出発して、会場につき、開会式の法話で終わることも多いものなー。まあ、今夜はこの程度で、ご容赦を…。ほんとうは、「受け念仏」と、伊藤先生の「同行学」のことなどを書きたかった。

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