空調機の交換工事
月曜日、火曜日と、今日は、残務作業があって、これで、4年前から始まった、全館の空調機(エアコン)の交換工事が終了したことになる。
2階の道場と教室、そして廊下(ロビー)部分である。
ほんとうは、昨年の5月に予定していたが、東日本大震災の影響をうけ、交換機種が揃わずに、1年延期となったのだ。2階は、これまで故障したことはなかったが、一斉交換をすることで経費が削減できる。フロアーのなかでは、台数は1番少なくて、7台だけだが、広い部屋に対応した業務用なので、いちばん高くつく。全館あわせた経費とあると、びっくりするような金額となった。15年前の機種からの交換なので、かなり節電対策は、進んでいるようだ。まあ、これで工事関係はしばらく一区切りである。
暑い時でも、寒い時でも、皆さんが快適に聞法できるための作業なので、せいぜいお参りいただきたい。
そういえば、旧会館の道場にも教室にも、クーラーはなかった。冬は、昔は石油で、その後ガスストーブになった。行事は、たくさんの人の熱気で、けっこう暖かかったので、それで十分だった。それより、こたえたのは夏だ。家庭用の小さな扇風機を集めるだけ集めて対応したが、法座中はかなり暑かった。しかし、どんな暑くても、ないものは仕方ないので、みんな我慢したのだ。それに、夜の法座にしたり、8月の華光会館は夏休みで、子供大会や聞法旅行などの外での行事を増やすなどの工夫もしていた。
しかし、機密性がよくなり、しかも全館に空調機が入ると、5月の永代経でも、冷房が必要な時もある。個人的には、冷房が苦手なので、よほどでないと使いたくないが、中には人一倍、暑さを感じる方もある。なければ我慢できるものでも、目の前に便利なものかあると、ついつい頼ってしまうのが、人の性だ。
ただ、関西は、今年の夏は少し様子が違う。節電対策も含めて、うまくおつきあいしていかないと、しっぺ返しがやってくる。ある程度の快適さと、節電につとめることとの折り合いをつけねばならない。ところが、昨年3月に、みんな身に沁みたはずなのに、最近の動きは、なし崩し的な原発再開に向けた空気が形成されている。喉元すぎれば熱さを忘れるのだろうが、一時的な再開で終わるわけはないが、ここは大切な踏ん張りどころのような気がする。
といいつつ、「空調機を入れない」という選択は、さすがにできなかった。せめて、折り合いをつけた生活をさせてもらうしかない。
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