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真宗カウンセリング研究会総会

  4月は恒例の真宗カウンセリング研究会の総会がある。

 大きな組織でも、営利などの利害関係もない小さな集まりなので、総会といっても、月例会同様、参加者は、10名に満たない。

 それで、参加者の居所を聞き合い、あとは昨年の各セッションや集いを、各自の言葉で振り返り、分かち合うという感じで進行した。感じたり、気付いたりすることが多くて、いろいろと話したがっている自分がいるなー。

 さて、少ないながらも、参加者の背景や意識も多彩だ。そんななかで、真宗(仏教)と、カウンセリング(心理療法)の接点、出会い、融合や統合を指向しているご縁が、徐々にだけ増えていることが、なんとも頼もしい。真宗からカウンセリングに出会う人、カウンセリングから真宗に出会う人もいる。まったく在家(俗人)でありながら、浄土真宗に帰依し、そこからカウンセリングや心理療法に関心をもたれた方。逆に、カウンセリングの専門職から、浄土真宗の僧籍を目指している方もおらる。少数でも、引き寄せられるようにこの会に集ってこられることが、まったく不思議なのだ。きっと既製教団のような規格品の教えにはない、生きた人への実践的なアプローチの中から、本来の浄土真宗のありように触れて、そこに魅力を感じ、自らその道を歩もうとする人達がおられるということではなかろうか。
 51年目を向えて、細々ながらも、今後も楽しみだ。

 さて、月例会では、ロジャーズ論文を離れて、英国の第一人者、ブライアン・ソーン著「の「カール・ロージャズ」に取り組むことにした。なぜ、この本を選んだかは、真カ研の会報でも触れているが、一つはカウンセリングとスピリチュアル(霊性)との問題もあるからだ。まあ、詳しくは、後日にゆっくりと。

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