海
風光明媚な白砂の海岸線が続く、福間海岸である。
潮が引いて、干潟が広がっている。夕日を背に潮干狩りを楽しみ親子連れ以外は、いまは静かな海だ。
風は、強い。先日の爆弾低気圧の強風の余韻が残っているのだろう。
快晴。しかし、4月にしては、まだ肌寒い。
かなりの時間、ここで静かに海を眺めている。
さまざまな思いが去来し、あるものは過ぎ去り、あるものはいつまでも留まり、その重みに潰されそうになる。いや、むしろ腸が張り裂けそうな気分に襲われるのである。
それでも、空は雲ひとつなく晴れ渡っている。
そして、美しい夕日が水平線に沈もうとしている。
なぜか、井上陽水の歌詞の一節が頭を巡るが、正確には思いだせない。能古島は、博多湾なので、ここからは離れている。
冷たい風に、手足がかなり冷えてきた。コートを羽織ってくればよかった。
でも、時間まで、もうしばらく海を眺めていよう。
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