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不完全でもいいので…

  午後から、Rさんを交えて、事務所で大遠忌の打ち合わせをする。

 3月の法話大会はかなり形になっているが、これからがツメである。

 9月の大遠忌法要の法座は、これから企画が固まっていく段階だ。しかし、たたき台や具体的な話がでてきたことで、いろいろと検討が始まっている。4名で机を囲むうちに、やはねばならないことや急ぐべきこと、問題点や課題、また自分自身が理解していないことなどが、浮き彫りになってくるから不思議だ。

 最近、実感することだが、いろいろな仕事や役割を担う中で、仕事ができる人の働きぶりを見ていると、決定した取り組みへの反応がとても早いことだ。忙しい人ほど、すぐその場で動いていかれる。これはよく考えると当たり前のことで、後回しにすればするほど仕事がたくさん溜まるだけ。そんな仕事を抱えれば抱えるほどに、心に常に負担がかかり続けるので、いいアイデアなど出ないし、さび付いた仕事に取りかかるのに抵抗が起こったりする。夏休みの宿題がいい例だ。それより、たとえどんな小さなことでも、ひとつの仕事を確実にやり終えることを重ねていったほうが、充実感も起ってくる。第一、長くかかって完璧な案がでるならともかく、時間だけかかっていい加減なものだと、信頼関係を損ねかねない。また、あまりに熟考して思い入れが強すぎても、なかなか手直しや修正の要求にも抵抗が起ってしまうものだ。一層、試案や試作品の段階では、未完成やラフなものでいいから早く出して、修正を加えていったほうがいいのだろう。そうすれるほど、多くの人の声やアイディアで、もっといいものが生まれるチャンスが広がるのだ。

 ということに気づきつつも、現実は、なかなかそうならない自分もいる。このブログにしても、そうだ。書きかけてはやめたり、下書きに残って、時間だけが消費することも多いなー。まあ、ある意味でカンペキ性なのだろう。悪くいえば、グズグズしている。これは長年の性格だ。逆に、それだからこそ、ここも続いているんだけど…。

 というわけで、今日は早めの書き込みをした。

 他にも、仕事の合間に、真カ研の相談者のインテークの依頼があったが、即行で仕事が振れた。温めていたスカイプでの勉強会のお知らせも終えた。うーん、これは楽でいい。この調子で、依頼のあった原稿も書いてみよう。

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